こんにちは!
スタッフのFです(・`д・´)
先日、スタッフの坂田さんが
“暗譜”についてブログを書いていたので
ちょっと便乗して私も書いてみます。
大学の試験やコンクール、発表会等
ピアノ演奏をソロで人前でするときは
暗譜するのが当たり前という流れがありますが
実は、むかしむかしのクラシック音楽の分野では
楽譜を見て演奏することが当たり前のことでした。
この流れを変えるきっかけになったのが、
クララ・シューマンです。
彼女は、コンサートツアーを行うにあたり
必ず“暗譜”で演奏を披露しており
また、この“ピアノを暗譜で演奏する事”が広まった理由は………
「かっこいいから」だそうです(;´・ω・)
コンチクショー、そんなの広めるなよ~(+_+)
と言うのが正直な気持ちです。
そして、クララ・シューマンが暗譜演奏を始めたきっかけは
あの超絶技巧で有名なフランツ・リストが
楽譜はおろか鍵盤も見ずに演奏している姿を見て影響を受けた
と言われています。
そもそも、リストは自分の演奏技術を見せつける為に
あのトンデモナイ音符の数の曲を沢山書いてきた訳で。
(年を重ねてからの作品は、少し違うようですが。)
そりゃあ、手が大きくない人には演奏が困難になりますし
暗譜だって、作った本人ではないから難しいに決まっているのです(-_-;)
リストは、今で言う所のアイドルの様な立ち位置だったので。
男前で、べらぼうに演奏が上手で、彼の作り出すロマンティックな曲に
ご婦人方は皆、ノックアウトだったのでしょう。
いや、勿論リストの曲は好きですし
何曲か演奏もしましたが………………。
「指が足りない!」と、指使いに工夫が必要で
仕上げるのに苦労をしたイメージが強いですし
今でも、完璧に仕上がった演奏が出来ていないのが
現状です(;_:)
と、話が脱線しましたが……
そんな訳で、暗譜しなきゃ絶対にいけないわけではないけど
時代の流れでそんな風潮が定着しちゃったよね~。
と言う、お話しでした。
あ、でも
今では、少数ですが
「暗譜の為に余計な緊張や意識を持って行かれるのは好まない。」
と言う演奏家の方もいらっしゃって、
コンサート時に、堂々と譜面を開いて演奏されていました。
私は、自分がもう脳みそが暗譜を新たに出来ないのもあって
楽譜を見ることに大いに肯定派です(*´▽`*)
心を込めて、演奏出来れば
形は何でもいいと思うのです。
それでは、今日はこの辺で~。