お盆休み

皆さまこんにちは。岩﨑です。ここのところ気温がぐっと下がり、湿度は高いものの晩夏全開という感じで、比較的過ごし易い日が続いておりますが、皆さま如何お過ごしでしょうか。

さて、久しぶりのブログ投稿となります。
お休みをいただいていた間、私がなにをしていたかと申しますと、練習そして本番でございます。

先週、習い事の長唄三味線のお勉強会(発表会)がありました。
私は三味線で勧進帳を演奏しました。

西洋音楽の世界、特にピアノの発表会では、ステージ上で孤独を感じることが多々ありますが、長唄のお勉強会では自分がタテ(三味線、唄においてトップ奏者)をつとめ、先生がワキ(タテの次)についてくださって演奏するため、もちろん緊張感をもってステージに上がりますが、どうにかなる、というそこはかとない安心感をもって演奏することができます。
長唄は、複数人で演奏することが普通です。三味線方、唄方と分かれて演奏いたしますし、三味線も唄も、一人で演奏することはほぼございません。そのため、お勉強会でもその形式に倣うわけです。ですので、お勉強会はとても楽しいものなのです。

さて、勧進帳に話を戻します。
勧進帳とは、歌舞伎十八番のひとつで、義経一行が安宅の関を通る際に富樫に怪しまれますが弁慶の機転により通り抜ける、という能の作品、「安宅」を模した作品です。
江戸歌舞伎に重きを置いた団十郎によって作られたため、長唄が用いられます。
歌舞伎で演奏する時は役者さんのセリフが入りますが、演奏会ではセリフは入らず、通して演奏されます。

歌舞伎十八番のひとつということで、歌舞伎でも大変人気な演目ですが、長唄としても大変人気な曲です。
非常に難しい曲ですが、曲の構成がとてもよく、演奏していても聴いていても非常に盛り上がります。
特に、ほぼ演奏会でのみ演奏される「滝流しの合方」と呼ばれる三味線だけの器楽的部分は、ノリ(テンポ)も速く、手(パッセージ)も難しいため、非常に盛り上がります。

…と、勧進帳大好き人間である私は勧進帳についてそれつらつらと書きはじめたら止まらないため、勧進帳についてはこの辺にしておきます。

発表会の演奏について、話を戻します。
今回の発表会では、この滝流しの合方において先生が本気を出しはじめてくださり、尋常じゃない速さで弾ききりました。
私は三味線を始めて、今年で8年目となりました。滝流しを初めて教えていただいてから、7年が経ちました。その後何度も演奏の機会を頂きました。そんな三味線人生の中で、最速でした。大変でした。でも楽しかったです。

長々と書き連ねて参りましたが、つまるところ、お勉強会が非常に楽しかったのでそのご報告をしたかったのです。
皆さまも是非、長唄を聴きに行ってみてはいかがでしょうか。

岩﨑。

明日の営業時間のお知らせだぎょ♪

明日8月31日(土)の営業時間は・・・
【10:00~21:30】だぎょ!

【スズメン速報!!】
明日は朝から夜までレッスンが詰まっていて、
申し訳ないけれど、ブースレンタルが難しいぎょ・・・

よろしくお願いしまいすだぎょ・・・!