一緒に旅が出来る本

こんにちは!

スタッフのFです(`・ω・´)

 

雪も融けて今日は良く晴れ外を歩くには

気持ちがいい気候になりました。

 

もう少し暖かくなったら

野山を散策したり、電車で遠出をしたいなぁと

思ったりしておりますが

なかなか思うように旅行できないのが常で。

 

そんな時読みたくなるのが、次に紹介する本です(^^)

 

 

小澤征爾さんの『ボクの音楽武者修行』と

武田百合子さんの『犬が星見た  ~ロシア旅行~』です。

 

小沢さんは1959年~の出来事、武田さんのは1969年~の出来事と

戦後から14年~24年ほど経過した海外の様子が分かる

とても興味深い内容となっております。

 

小澤征爾さんは、スクーター1台と最低限の荷物と共に

なるべくお金をかけずにヨーロッパに渡る為に

旅客船ではなく貨物船に一緒に乗せてもらっているのですが

この時点で、今では考えられない方法ですし

今では体験することが出来ない、大冒険だったのだなぁと

思うのです。

ヨーロッパに渡った後も、持ち前の行動力で

毎回奇跡を起こし、最終的には指揮者コンクールで1位を

取ってしまうのですから、本当にすごい!

音楽に対する情熱と若さゆえのパワーがあってこその

音楽武者修行なのだと思いました。

 

私も22歳頃に1度だけ2週間程ヨーロッパ旅行する事があり

その当時はスマホも翻訳機もない時代でしたので

英会話の手引書片手に各地巡ったのですが、

パリ滞在中にどうしても美容院で髪を切りたい!と思い

片言の英語とイラストで何とかヘアカットしてもらった

思い出があります。

 

内から溢れる「これやりたい!」のパワーは凄い!

 

きっと、小沢征爾さんはこの気持ちを常に持って

生きてらっしゃるのだろうなぁと思ったりもします。

 

そして、武田百合子さんのロシア旅行紀の方も

今では考えられないの連続( ゚Д゚)!

更に、武田さんご自身のキャラクターも

サバサバしていて、ストレートな物言いが

読んでいて小気味よく、

海外の人に押し負けないだけの“個”の力が

とても強い方の様に見えました。

 

ただ、旅先の何でもない出来事が淡々と書かれている

日記的な旅行紀で、作中の現地の食事も事細かに

記されている所が私は大好きで、

 

小澤征爾さんの著書も武田百合子さんの著書も

読んでいると一緒に旅行している様な気にさせてくれる

ある意味冒険の書だと思っています。

 

特に『ボクの音楽武者修行』の方は

それほど長い作品ではないので

ちょっと時間のある時に読むのにおススメです(^^)!

 

 

少し長くなりましたが、今日はこの辺で!

 

 

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