プーランクのオペラ

みなさま、こんにちは
講師のMです

ながく続いた曇り空も、ようやく回復して、
良いお天気が続いていますね
みなさま、週末はおでかけなど、されましたか?

わたしは、台風の影響が残るなかではありましたが、
シティ・フィルによるプーランク(フランスの作曲家)のオペラ、
「カルメル会修道女の対話」をみてきました

今年はプーランク没後50年ということで、
いろいろな作品が演奏されていますね 
普段はあまり観たり聞いたりすることのない作品が取り上げられるのも、
記念イヤーならではです

さて、この「カルメル会修道女たち対話」、
どんな話かというと・・・・
史実に基づいた、とにかく、重い、 重~いお話です
フランス革命時、動乱の時代の修道女たちの、
信仰と、迫害と、殉教の、悲痛なストーリーです

それにこのオペラ、コンサート形式だったので、
前述の重いストーリーということもあり、
始めは、どんな感じなのかな~と思っていましたが、、、
演奏がはじまった途端に、そんな懸念はふっとばされました   
 オケの音楽づくり、キャストの歌唱力・演技力、
すべてが一体となって作品をつくりあげていて、
ぐいぐい引き込んでくる、あっという間の3時間でした
舞台装置・特別な衣装なし、字幕と演奏だけの公演にもかかわらず、
まるで映像のように、場面の情景が浮かんでくるようでした
キャストとオケのちからですね
 

そして、クライマックス、
修道女たちが死刑を宣告され、サルヴェ・レジーナを歌いながら、
ひとりずつギロチンにかかっていく場面。。。
涙なくしては見れません

お話はとっても暗いのですが、演奏会後には、
とても大きな感動に包まれた、公演でした

オペラってチケットの値段も高いし、長い作品が多いので、
なかなか観る機会が少ないかもしれませんが、、
映画や舞台とはまた違った面白さがあるので、
機会があったらぜひ、劇場に足を運んでみてくださいね

最近は、DVD化されている作品も多いし、
昼ドラ的展開の話(カルメンとか) から
明るく楽しい恋愛ものオペラ まで、
(たとえば、モーツァルトのフィガロの結婚とか、ドニゼッティの愛の妙薬とか)
たっくさんの作品があるので、
ぜひぜひ、オペラに触れてみてください

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